ディスカッションが上手くいかない7つ+αの理由

最近、同期間でディスカッションをする機会が多い。しかしながら、仮にも官僚を名乗る者達が集まっているにもかかわらず、ディスカッションが上手くいかないケースも多い。何故上手くいかないのだろうか。考えられる原因を列挙してみる。

  1. メンバの役割分担が不明確。
  2. メンバが各人思い思いのタイミングで発言。
  3. メンバの意見集約を「選択」ではなく「融和」で統合を試みる。多くの場合、「止揚」にたどり着くのは困難。
  4. 議論の方向性・方策・仮説イメージを定めないまま見切り発車。
  5. 議論の途中で検証を行わず、雲行きが怪しいまま議論を続行。
  6. 分析項目を明確化しないまま情報収集作業に突入。
  7. まとまりかけてからそもそも論を持ち出しテーマ変更を要求。

原則に照らせば問題点はこんな感じか。ただし、我々も初任行政研修や入省以前のフェイズでこれら一般的事項の解決策は心得ている。言わずもがな、これらの問題点を解決する方法は、「リーダの指揮の下、一人ずつ論点に対して発言を重ね、終着点イメージの納得を確認した後、代表意見を修正する方向で意見を集約し方向性を定める。その後、ブレストなどにより分析項目を洗い出し、作業分担し、情報収集を行い、結論をとりまとめる。情報収集作業以後は、方向性自体への反論は受け付けない。」というもの。

しかし、メンバのモチベーションや性質によってより問題は根深くなる。
今回のケースでは、以下の問題点がネックに。

  1. そもそもメンバの根底思想が隔絶。
  2. 一部を除き、やる気がない。
  3. 死にたい。
  4. もうやだこの国。
  5. \(^o^)/オワタ