ブログを書く意味

ブログを久々に再開してみる。(旧ブログからのみ当ブログにリンク済み。)
何故、今更ブログなのか?
まず、ブログという媒体を選択した理由は、情報を整理して世に提供し、そして、評価を得るための媒体として、ブログが最適な媒体だからだ。さらに、私という個人が「今」ブログを書く理由は下記の理由に集約される。

近頃、岡田斗司夫氏が唱えている(より正確には、クリス・アンダーソンのフリーからの連想だが)「貨幣経済評価経済」はある意味的を射ている。詳細は岡田氏のブログ/ひとり夜話を参照していただきたいが、フリー化とは、「ITの隆盛により物流が極限まで高度化し、情報流通がフラットになった社会においては、情報はフリー化し、物は極限まで原価に近づく」ことであり、そうした社会においては、貨幣価値ではなく、人からどれだけ評価されたかが最大の意味を持つ「評価経済社会」になるという。つまり、物の価値はクチコミを中心とした評価に依存するし、人の価値は、どれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけの人に評価されるかで存在価値が規定される。この変化は私の肌感覚では容易に理解できる(勿論、たやすく容認できない人もいるだろう)。そして、他人の「評価」をストックする最もオープンかつフリーな手段がブログである。よって、私はブログを再開する。

字義的には、ロジスティクスとは、物資調達のことであり、サブスタンスとは、内容。霞ヶ関用語においては、物事の段取りや準備のことを「ロジ」といい、政策や方針の中身のことを「サブ」と言う。(以後、注釈なく本用語を多用する。)中央省庁キャリア官僚といえど、1年目からサブに関れる機会は少なく、主には、ロジ業務が中心となる。(ロジの中でも、ミスをして大事故になるような案件を一年生が担当することは少ない。)実際に、サブ業務に携わるのは2年目以後であるが、今、私がその時期にあり、思考能力や文章作成能力を鍛える必要があるため、本ブログを書く中でそういった能力を鍛えることがもう一つの狙い。

  • タイミング:そろそろ評価が欲しい時期

岡田斗司夫氏はかつて「プチクリ」という概念を提唱していたが、それは、「クリエイティブは楽しいことだから、創作を楽しんで生きたらいいじゃん!!」という考え方であり、そこに評価という軸は重要視されていなかった。私自身、学生時代は誰かに評価されることを目的に生きていなかったし、自分が何をできるか、自分の能力をどれだけ高めるか、自分がどれだけ楽しむか(=他人が何と言おうと自分のセカイが重要、っていうエヴァとかイリヤとかの中二病的なアレね)を主眼として生きてきた。でも、社会人となり、嫌がおうにも人事評価システムに晒され、オフはオフでもネットでは評価経済が横行する始末。そういうことを冷静に考える時間があれば、プチッと限界ブレイクしてブログへと衝動が書き立てられるのは容易なわけで。

一度、本気で評価獲得を狙ってみよう。
刺激や目標がなければ、人は成長できないのだから。

と試しながら一日目。